株式投資の初心者にオススメしたい本10冊

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株式投資を始めるにあたって、勉強する事は大事です。

何の知識も身につけず株式市場の世界に飛び込むのは、まるで何の装備も無しに戦争に行くようなもの

丸裸で北極に行くようなものです。

賭け事の格言で

周りを見渡してカモがいなければゲームを降りろ、自分がカモだ

という格言があります。

投資でカモられないようにするためには、カモを見つける必要があるわけです。

そのために正しい知識を本で学んでおくのはキホンのキだと言えるでしょう。

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【株式投資を始める前】初心者にオススメな本

本で勉強することは大事ですが、とはいえ実際に始めてみないとわからない事もあるわけです。

実際始める事でモチベーションも高まり勉強に火がつく…という側面があるのも人間です。

総合すると個人的には「最低限身につけるべき知識だけ身につけて、あとは現場にとりあえず出て学ぶ」というのが時間効率も含めると最も効率的だと思います。

今回は株式投資初心者の方に向けて、まずは「北極で凍死しない程度の最低限の知識」を身につけるための本を紹介したいと思います。

 

1、資本論 ─まんがで読破─

かの有名なマルクスの書いた資本論です。

この本を読む事で、資本主義の基礎構造を学びます

我々が今生きているこの社会は、一部の閉鎖的な国家を除いて全て資本主義社会です。

そして株式投資はこの資本主義という社会でこそ機能する仕組みであって、株式投資は資本主義の上に成り立っています。

株式投資を理解するにあたって、資本主義に対する理解は必須です

ただマルクスが書いた「資本論」の原著はかなり難解で読むのに時間がかかるので、原著を読むのは効率的ではありません。

ですので僕は数年前から資本論 ─まんがで読破─をオススメしています。

この本はマルクスの伝えたかったエッセンスが詰まっていて、かつ読みやすく理解もしやすい。

まずはこの本を読み資本主義を理解し、なぜ株式投資をする事で利益を得られるのか理解しましょう


資本論 ─まんがで読破─

 

2、金持ち父さん貧乏父さん

これも有名。読んだ事ある人も多いのでは。

金持ち父さん貧乏父さんは、位置付けとしては「資本論を具現化した本」だと僕は思っています。

つまり、資本主義社会を有利に生きるための話が書いてあります

資本論 ─まんがで読破─を読むと、資本主義社会において資本家がいかに有利かがわかると思います。

資本主義社会という海において、労働者が一生懸命泳いでいる中、資本家は会社を作ったり株式投資をしたり不動産を所有したりする事で、モーターボートに乗ってグングン海を渡って行くイメージです。

この本では

  • いかにしてモーターボートを手にするのか
  • モーターボートを手にするためにはどうするべきか

が書いてあります。

そのような内容の本はたくさんあります。しかしこの本ほどわかりやすく、頭に残りやすい文で書いてある本は存在しません

1冊目の資本論を読み終わったら、なるべくすぐ読み始めましょう。株式投資に対するモチベーションがふつふつと湧いてくるはずです

3日あれば読み終える事ができます。


金持ち父さん貧乏父さん

 

3、私の財産告白

本多静六という日本の資産家、投資家の書いた本です。

この本の位置付けは「金持ち父さん貧乏父さん 日本ver」です。

彼のスゴい点は、別に家が金持ちでもなく、大きな事業を起こしたわけでもなく、資産家になって人生を遊んで過ごしたという点です

彼が人生を年代別でどう歩み、どういう選択をしてきたのか。同じ日本人として非常に参考になります。

彼の残した言葉の中で最も印象的で、かつ僕が好きなフレーズは「人生の道楽化」というフレーズ。

彼はもうかなり昔の人間ですが、そんな昔でもこのような考えの人がいたのだなあ、と感慨深いと同時に、なんとなく親近感が湧きます。

私の財産告白 (実業之日本社文庫)を読む事で、投資をしお金を手にした静六が、どんどん人生楽しくなっている事が伝わってきます。

経済的に自由である事が、いかに楽しいのか。人生を道楽化する事ができるのか

株式投資に対するモチベーションになります。

また「資本主義という海を渡るモーターボート」をいかに手にするかが日本人の手で書いてあると、自分でもできるのでは無いかと思えます。

1〜2日で読み終わる軽い本ですから、上の2冊と合わせてバーっと読んでしまいましょう。


私の財産告白 (実業之日本社文庫)

 

株式投資を今から始める人にオススメの本

4、ファンダメンタル投資の教科書

さて、やっと株式投資っぽい本がやってきました。

やっとかよと思う方もいるかもしれませんが、まず上記3冊を読まなければこのステップに進む事はオススメしません

なぜなら株式投資をやる理由が明確にならないからです。

上記3冊を読めば、少なくとも何もしない現状よりは、株式投資をやる理由が見つかるはず。モチベーションが湧いてくるはずです。

それくらい明確な理由が無ければ、状態で挑まなければ、なかなか努力し続ける事が難しいくらい、株式投資の世界は甘い世界ではありません。まず最初は失敗しますし、お金は減ります。失敗して終わらせるから失敗なのですが…。

さてこの本ですが、一部の界隈ではそこそこ有名。

株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版は株式投資におけるファンダメンタルについて書かれた本で、非常にわかりやすい。

当たり前ですが株式には値段があります。1株100円の株もあれば、1株5000円の株もあります。

ではこの株の値段、どうやって決まっているのでしょうか?

もっと言うと、1株100円(A社)と1株5000円(B社)は、どちらが安くてどちらが高いのでしょうか?単純に1株の値段が高いB社の株は「高い」のでしょうか?

答えはノー。株価が高いか安いか、値段が妥当かどうか、どれくらいの値段になるのかは、当たり前ですがその会社の価値に裏付けされます。

ファンダメンタルというのは、その算定された会社の価値の事です。

 

値段のついていない物に値段をつけるという事

宇宙から降ってきた10kgのゴミがあったとします。これはいくらでしょう?

フリマアプリで5万円くらいで出したら買ってくれる人がいますかね(笑)

ではこのゴミの中に、200gのゴールドが含まれていたら、どうでしょうか。

ゴールドは今5000円/gくらいですから、少なくとも100万円分の価値のゴールドが含まれています。

このゴミの中に含まれるゴールドの価値、これがファンダメンタルです

実際はこの宇宙ゴミの価値も、宇宙開発がさかんな時代ならもっと高値で取引されるでしょうし、戦争ばかりやって国民の食べ物すら十分に無い時代だったらもっと安くなるでしょう。

同じように株価も様々な要素によって決定されていますが、基本はファンダメンタルです。ファンダメンタルの無い株は株価が算定できません。

そのファンダメンタルを学ぶ本はいくつもあれど、とりあえず株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版をマスターすれば十分です。ファンダメンタルに関しては、株式投資をスタートして良いレベルに到達します。

まずはこの本をじっくり読み理解し、覚え、世の中のあらゆる株価を見つめてください。

そして「この株は高いな、安いな」と心の中でつぶやいてみましょう。


株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版

 

5、忙しい医師でもできる Dr.Kの株式投資戦術

4冊目で株価の算定がおおまかにできるようになった上で、次にやるべき事は実際の行動へと落とし込む事です。

忙しい医師でもできる Dr.Kの株式投資戦術はファンダメンタルはもちろん、簡単なテクニカルやグロース株投資についても表面的に触れています。

EPSやPEGレシオといったグロース株には初心者には良い本です。

人によってはやや踏み込んだ内容で頭に入って来にくいかもしれませんが、文章そのものは平坦な文章でわかりやすく書いているので、読みやすいは読みやすいです。

この本を読んで、株式投資に対するイメージをより具体的にしましょう

この辺りで四季報を同時に読み漁りつつ、良さそうな銘柄を見つける旅に出るのも良いかもしれません。


忙しい医師でもできる Dr.Kの株式投資戦術

 

6、本気で成功したい人のための「中長期投資マニュアル」ー中級者向けー

これも5冊目の本に近く、全体的に良くまとまっています。

特に投資をやっていて困難なのは「自分の感情に打ち勝つ事」です。

多くの場合、ドカンと下がった持ち株を損切りできずに持ち続けたり、これからまだ上がるかもしれない株をちょっと値上がりしたからといってすぐ利益確定してしまいます。

こういった人間の心理的負担から来る非合理的な行動を、なるべく避ける事が株式投資では重要です

そのためにトレードのルールを作る事で避ける事ができ、その術について書いてあります。

具体的には

  • 戦略的ナンピン買い
  • 分割利益確定
  • 恩株

など。今でも僕がチョコチョコ使う手法が本気で成功したい人のための「中長期投資マニュアル」 ー中級者向けーには書いてあります。

中級者向けと書いてありますが、完全に初心者向けなので臆せず読んでみて下さい。


本気で成功したい人のための「中長期投資マニュアル」 ー中級者向けー

 

株式投資を始めてからオススメしたい本

さて、ここまでの6冊で株式投資を始める事はできます。

しかし実際に株式投資を始めると、あらゆる葛藤にぶつかるでしょう。

そんな葛藤に対して答えを出してくれる、僕が葛藤していた時期に助けてくれた本たちを紹介します。

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7、ピーター・リンチの株で勝つ

ピーター・リンチは、バフェットと肩を並べるほどのファンダメンタル投資家の巨人です。

彼の投資スタイルは完全なるバリュー投資で、時代の流れにはどちらかといえば逆らう事が多い逆張り投資家でもあります。

彼の言葉で最も勇気付けられるのは「素人でもプロに勝てるのだ」という言葉

ファンダメンタルを使って銘柄を探す際、会社のIRに書かれている数字を使って価値を算出する方法は株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版で学べます。

それ以外の方法、数字を使わずにファンダメンタルを考える方法がこの本には書いてあります。つまり計算できないファンダメンタルを導く手法についてです。

ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜けは、一流のファンダメンタル投資家が、過去の経験から得られた知見をわかりやすく書かれており、ファンダメンタルについて深く学ぶには必読の書です。


ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け

 

8、オニールの成長株発掘法

投資にはファンダメンタル投資だけでなく、グロース投資という手法も存在します。これまで紹介した中だと、Dr.Kの本には多少書かれていますね。

グロース株投資とは、その名の通り成長株に対する投資を行う事です。当たり前ですがファンダメンタル的には割高なので、ファンダメンタル投資家には弾かれてしまう事が多い銘柄で利益をあげる手法です。

とはいえグロース株投資はファンダメンタル投資よりも高難度です

なぜならば将来的に得られる利益を先読みし、将来的に得られる利益に対してファンダメンタル的な考え方をして価値を算定する手法だからです。

過去の数字や業績から判断するよりも、未来を予測してそれを織り込む方が、それは難しいですよね。

オニールの成長株発掘法 【第4版】では、彼が提唱するCANSLIMという考え方が書かれています。

これは成長株を考える上で基礎だと言えるでしょう。

またトレードの手法についても、下落相場の時は3%マイナスで損切りをしろだとか、Twitterで銘柄がつぶやかれ始めたら売れだとか、かなり具体的なタイミングが書いてあって参考になります。

やはり一流と呼ばれる投資家達は、損切りが早いですね。


オニールの成長株発掘法 【第4版】

 

9、ゾーン ー相場心理学入門ー

株式投資に対するアプローチ方法は大きく分けて2つあります。

1つはファンダメンタル、もう1つはテクニカルです

上記のグロース株は、将来的な会社価値を算定して株価に反映させるという意味では、ファンダメンタル寄りの考え方だと言えるでしょう。ファンダメンタルの一部と考えても良いかもしれません。

一方テクニカル投資は、会社の価値を一切考えません。

もちろん中にはファンダメンタルやグロースで銘柄選定をし、監視しつつテクニカルで買うという手法を取る人もいます。

しかし純然たるテクニカルでは、基本的に銘柄選定はファンダメンタルというよりは、市場参加者の性質や数、つまり出来高などが重要視されます。

なぜならば、テクニカル投資は「市場に参加しているプレイヤーの心理の読み合い」だからです。

テクニカルの基本理念は「市場参加者の思考や心理は必ずチャートに現れる」です。大まかには。

チャートや出来高から、その相場を作り上げている人間の心理を読み取って、未来に先回りする事で値幅を取り利益を上げる。これがテクニカル投資です。

僕も最初この手法に出会った時は非常に懐疑的でしたが、最近は納得しています

確かに、全ての取引を時系列に並べる事ができれば、そこに何かしらの法則性、人間の心理が具現化されたような取引履歴があっても、直感的には不自然ではない気がします。

なお超有名で大金持ちのデイトレーダー達は、多くがこのテクニカル投資家です

ただこのテクニカル投資、面白いのは流行り廃れがあって、とある手法が開発されて上手くいくと、バーっとそれが世間に広がって機能しなくなります。

今度はまた別のテクニカル分析が開発され、それがうまくいって…という事を繰り返します。

ゾーン — 相場心理学入門は、そんなテクニカル投資の根幹を解説している本です。

やや難解な文章もあり、はっきり言って読みにくいのですが、書いてある事は論拠がしっかりしていて納得できます。

株式投資を始めてテクニカルについても知識を深めたい人にとっては、まずこの本をオススメします。

というのも、本当のテクニカル初心者の本はもはや役に立たないからです。上ヒゲがどうのこうの、下値を3回確認した上でヒゲの無い陽線が出て…なんて事は今の時代ネットに書いてあります。いちいち本で学ぶ必要はありません。

1時間もすればザッと調べられるでしょうから、その後にこの本を読むと良いですよ。

テクニカルにさらに興味がある人は、この本の続編であるゾーン 最終章 トレーダーで成功するためのマーク・ダグラスの最後のアドバイスもオススメします。


ゾーン — 相場心理学入門

 

10、1人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学

9冊目のゾーンで

最高のトレーダーがその他を凌駕し続けている理由は、他人と違った考え方ができるからだ

と言っています。

それを知ってか知らずか、おそらくそのような事を実行できているであろう人物がcis氏です。

彼のツイッターを見ていると、暴落した株や指数のテクニカル取引で稼いでいる印象です。

別に彼のマネをして彼になれと言っているわけではありません。というかできません…。

テクニカル投資において重要な「他人と違った考え方」とは何なのか、これを一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学から学ぶ事ができるので有用です。

彼の投資に対する思考法、テクニカル投資で成功している人間の思考をたった数千円で購入できるのは、非常に安い!


一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学

 

株式投資最大のハードルは始める事

株式投資における最大のハードルは、おそらく始める事です。

本を読んで終わりではなく、ぜひ始めましょう。

遠足は家に帰るまでが重要です。

株式投資は、始めるまでが重要です。

まず話はそこから。

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