勤務医=安定、という幻想

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勤務医と言うと、安定した職業の代表のように、世間一般には思われています。

合コンでも

えっお医者さんなの!?安定して稼げるし最高だね

みたいな事を言われます。

勤務医=安定。

この式は、本当に無条件で成り立つのでしょうか?

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勤務医の安定は幻想である

結論から言ってしまえば、勤務医の安定なんてものは、幻想に過ぎないと僕は思っています。

理由は

  1. 国は医療費を削減したいから
  2. 日本の人口が減るから

です。

まず大前提として、勤務医の給料の源泉は医療費です。

国が病院に支払う医療費から、勤務医の給料は支払われています。

しかしながら国は医療費を削りたくて削りたくて仕方がないので、病院に支払う医療費は削られる方向へ圧力がかかります。

そうなれば、当然勤務医の給料は削られます。

勤務医としての給料が削られても、勤務医でしかお金を稼げない人は、勤務医として働き続けるでしょう。文句は言うかもしれませんが。

さらに、日本では人口減少が始まっており、当然ながら医療を受ける患者数も減ります

需要が減るので、「勤務医の労働力」という供給を減らす事でバランスします。勤務医としての労働力を減らす事は、最終的に勤務医の給料の減少圧力になります。

勤務医は、本当に「安定」なのでしょうか?

日本における勤務医という職業は、まさに衰退産業です。

勤務医ならば、30年、40年と安泰だ。安定だ。

この考え方は、明確に間違いで、幻想に過ぎません。

 

勤務医と開業医、どっちが安定なのか

勤務医と開業医、どちらが安定かという議論もあります。

勤務医も開業医も、上記のように

  1. 医療費削減の圧力
  2. 人口減少による需要と減少

の影響を強く受けます。利益の源泉は同じです。

違いはたった1つで、開業医は借金をして経営にレバレッジをかけているという点です。

勤務医をフツーにやるより、うまくいく開業医の先生もいれば、そうでない開業医の先生もいらっしゃいます。

最近、開業医やってみたけどダメでした: 勤務医から開業医になっていまはフリーターですblankという本を読みましたが、やはり経営には向き不向きがあるな、というのを痛感しました。

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開業医やってみたけどダメでした: 勤務医から開業医になっていまはフリーターです
blank

つまり、勤務医としての経済的な恩恵を100とした時に、開業医して150になる先生もいれば、70になってしまう先生もいるわけです。これがレバレッジ経営の効果です。

開業せずに勤務医を続けていた方が、むしろ経済的には安定していた、という先生もいるでしょう。

そういう意味では、どちらが安定しているのか、という事に関しては一概には言えません。

しかし全体としては減少圧力を受けますから

今の勤務医=100
成功開業医A=150
失敗開業医B=70

という経済的な恩恵も、20年後には

未来の勤務医=70
成功開業医A=130
失敗開業医B=60

とかになっている可能性は、大いにあります。

結論を言うと、経済的な期待値としては開業医Aが最も高いです。

開業医Aになるためには開業をするしかありませんが、必ずしも開業すれば全員Aになれるわけではないのと、全体としては縮小していくため、すなわち「安定」というわけではありません。

逆に言えば、ここ10年くらいは何もせずに割と安定していると思います。10年は、次の手を打つには十分過ぎる時間です。

 

勤務医の不安定さをヘッジせよ

勤務医の不安定さは、すなわち

  • 国に給料の源泉を握られている
  • 需要は減少する

事から来ています。

そこで僕は、これらの要素を排除した、別の収入を確立させるのが必要だと考えています。

弊社ではインターネット広告事業、不動産賃貸業を行なっています。

インターネット広告市場は、10年連続で年率10%の成長を遂げており、今もなお拡大が止まらない市場です。

不動産賃貸業は、人口減少および世帯数減少に伴い、日本では今後厳しくなる産業ではありますが、僕なりのビジョンを持って参入しています。

勤務医、ネット広告、不動産。

とりあえず3つの車輪を作り上げる事には、20代のうちに達成しました。今後はこれらの車輪を鍛えつつ、別の車輪を追加していく予定で、1つは既に動き出そうとしています。

一輪車よりも二輪車、二輪車よりも三輪車の方が、安定します。

勤務医という、実は不安定な仕事を、別事業によって安定させる。

これが今後、本当の意味での「安定」に繋がってくる。

安定とは与えられるものではなくて、作り出すものだと、僕は考えています。

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