クレジットカードは、インターネット決済が普及した現代において、欠かせない存在になりました。
クレジットカードマニアの僕としては嬉しい限りです。
僕がクレジットカードを大好きな理由は、単純にお得で合理的だからです。
しかしながら落とし穴が無いわけではなく、使い方を間違えると失敗します。
それも含めた上で、僕は「クレジットカードは正しく使えば強力な武器」という意見に変わりはありません。
今回はそんな、クレジットカードの良い点と悪い点について。
クレジットカードの良い点
クレジットカードの良い点は、大まかに分けて
- 常に数パーセント引き
- 銀行やATMでお金をおろす作業が不要
- 家計簿つけるのがラク
の3つです。
クレジットカードの良い点1、常に数パーセント引き
クレジットカード最大の利点といえばコレです。決済額の数パーセントのポイントが付与される事。
ポイントは様々な形でもらえます。代表的なもので言えば
- Amazonポイント
- 楽天ポイント
- マイル
- Tポイント
などなど。これらは実質的にお金と同等の価値があるので、クレジットカードで買い物をすれば常に数パーセント引きだという解釈でオーケーです。
今後は還元されるのがポイントではなく、仮想通貨や電子マネーのような「ほぼリアルマネー」になるかもしれません。
話はそれますが、僕の友達でクレジットカード大好きな友達がいて、結婚式場選びの際に「クレジットカードで結婚式代を決済できるか」という事も考慮していたようです。
確かに、結婚式代が仮に300万円だとして、クレジットカード決済すれば3万円のポイント付与になるので、大きいですね。
次に誰かの結婚式に参加する際の、ご祝儀代になりますね(笑)。
流石にここまで行かなくても、普通の人でもまあ年間200万くらいはクレジットカードで決済する必要最低限の支出があるでしょうから、年2万円ポイントが得られます。
この年2万円のポイントを生活消費財で消費し、代わりに年2万円を貯金したとしましょう。
年2万円と侮るなかれ。60年で120万円、金利が年1%だとして複利計算すると60年後には144万円になります。
これだけあれば、世界1周旅行に行けますね。
以上の理由から、可能な限りクレジットカード決済を僕は選択しています。
クレジットカードの良い点2、銀行やATMでお金をおろす作業が不要
昨年の話なのですが、僕は1回も銀行やATMでお金をおろしませんでした。
1回だけ、銀行で手元の1万円札をピン札に変えてもらう作業をしましたが、それ以外では銀行に行く事さえしませんでした。
と言っても、いくら僕でも現金を全く使わないわけではありません。
現金しか受け付けていないような、昔からやってる蕎麦屋とかに行く事もありますし。
ではどうやってお金を手元においているのか。答えは飲み会にあります。
僕はまだ20代の下っ端Dr.ですので、飲み会の幹事を引き受ける機会が多くあります。
そして飲み会の最後に

みたいな感じで、お金を徴収します。
そしてお金を徴収して、お金は全て僕の財布に入れます。
飲み会のお金は僕のクレジットカードで一括払い、と。
こうする事で手元に現金を錬金できるので、ATMや銀行に行く必要はありません。
こうして
- ATM手数料の節約
- お金をおろしに行く時間の節約
- 決済にかかるポイントをゲット
の3つのトクを同時に得て、人生をちょっぴりおトクにしています。
実際は、銀行→僕→お店というお金の流れを、クレジットカード会社が代行していてくれて、それによって手数料と手間が省けている、という事になります。
クレジットカードさまさまですね。
クレジットカードの良い点3、家計簿つけるのがラク
クレジットカードの決済履歴は、基本的に毎月メールかDMで送られてきますね。
何にいくら使ったか。決済先のお店や会社が記されています。
これが結構便利で、僕は家計簿代わりに使っています。
決済する度に家計簿をつけているのは中々手間なのでね…。
とはいえ事業用の口座から決済する分、つまり事業の経費にする分はレシートを取っておかなくてはいけないので、忘れないようにしなくてはいけません。
クレジットカードの悪い点
クレジットカードの悪い点は、大まかに分けて
- リボ払いなどローンを組むと不利
- キャッシュフローが把握しにくい
- スキミングなどの被害に合う可能性がある
の3つ。
クレジットカードの悪い点1、リボ払いなどローンを組むと不利
これがクレジットカードの唯一にして最大の悪い点です。リボ払いという名の借金メーカー。
ご存知ない方はあまりいないかもしれませんが、リボ払いというのは「いくら使っても毎月の返済額は変わらない」という決済方法です。
当たり前ですが使えば使うほど支払うべき金額は増えます。それでも毎月の返済額は変わらないので、返済しなければならない年月が長くなります。
それはつまり、莫大な借金を長い年月をかけて返す事と同じであり、莫大な金利を取られます。
金利というのは高ければ高いほど、返済期間が長ければ長いほど増えます。
リボ払いはクソ高い金利で、かつ返済期間の延長を促すという悪魔のような決済方法です。
これをやるくらいなら家族に土下座して、それでも足りなければ日本政策金融公庫で融資の相談を受けて、ダメなら地方信金をまわって、ダメなら消費者金融に行ってお金を借りた方がマシです。
はっきり言って、リボ払いは闇金よりタチが悪い。
たまに「リボ払いにすると5000ポイントもらえる!」みたいな広告がありますが、絶対にやってはいけません。
クレジットカード払いのメリットを一撃で吹き飛ばすくらい、大きなデメリットを抱える事になります。
クレジットカードの悪い点2、キャッシュフローが把握しにくい
クレジットカード決済は、決済の先送りがなされます。
今支払うべき金額が、未来に自分の銀行口座から引き落とされるので。
この決済のタイミングもカード会社によって少しずつ異なりますから、いつどのタイミングで自分の口座からいくら引き落とされるのか、把握するのが難しくなります。
複数のカードを持っている人は特に難しいでしょう。
こうしたお金の流れ、キャッシュフローの正確な把握が難しいのがクレジットカードの1つの難点です。
ただ僕はこのデメリットを一切気にしていません。キャッシュフローを把握する必要がないからです。
なぜか?
口座にお金がたくさんあるからです(笑)。
これは自慢でもなんでもなく、例えば僕も1000万カードで使ったらおそらく口座からお金が無くなります(ペイオフの関係で1つの口座には1000万までしか入れていません)。
つまりは口座がゼロになる、支払いが滞る可能性があるような額の決済をしなければ良いだけの話。
口座が焦げ付く可能性のあるような、キャッシュの回し方をしなければ、このデメリットは一切気にする必要がありません。
クレジットカードの悪い点3、スキミングなどの被害に合う可能性がある
これが個人的には一番怖い、最大のリスクです。
僕は被害にあった事がありませんが、友人で何人か海外に行ってスキミングされた人がいます。
スキミングとは、簡単に説明すると「バスや電車ですれ違った際にポケット内のクレジットカード情報を抜き取られる事」です。
日本ではあまり被害はなく、多くは海外に行った際にスキミングされます。
僕の友人の場合、1人はロシアで2万円くらいの謎の決済があって、カード会社がそれに気づいて支払いを止めると同時に電話が来た事から発覚しました。
もう1人は月1万円くらい、サンフランシスコで毎月決済されていて、彼はたまにサンフランシスコに行く人だったのでカード会社もあまり怪しまず、2年くらい支払われていたそうです。
遡って1年分は保証されていたので、1年分はカード会社からお金が帰って来たそうですが、残り1年分の12万くらいは持って行かれた事になります。
これを防ぐためにも、明細書は必ず見て家計簿をつける。
そうすれば、怪しい決済があればすぐに気づけます。
基本的に日本にしかいない人は、まず大丈夫だと思いますが、それでも注意はしておきましょう。
やっぱりクレジットカード支払いはオススメ
以上を踏まえて、それでも僕はクレジットカード支払いはオススメです。
悪い点は確かにありますが、コントロールできるリスクの範囲内です。この程度のリスクをコントロールできないのは、使用者側の怠慢でしょう。
クレジットカードを具体的にどう活用するかについては、別の記事に書きましたので興味のある方はどうぞ。