同じ医師なのに、お金を持っている医師とそうではない医師がいます。
不思議ですよね。
もちろん、親がお金持ちとかそういう話を除いて、です。
僕個人としては、勤務医が普通にお金持ちになる事は、戦略的に可能だと思っています。
貧乏ドクターから、金持ちドクターへ。
辿り着くための手順、具体的なステップについてまとめました。
貧乏ドクターから金持ちドクターになるための大原則
まず大原則として
- お金の流出を減らす
- お金の流入を増やす
の2つを行う必要があります。
これが大原則、基本コンセプトです。
小手先のテクニックをバラバラに覚えて実行しても、あまり意味がありません。
そして効果が出る確率も低いでしょう。
バケツに水を貯めるには
- 出ていく水の量を減らす
- 入る水の量を増やす
のが重要です。
具体的な手順、例えば
- バケツに空いている穴を塞ぐ
- 蛇口の水の勢いを増やす
- 別の蛇口を見つけて複数箇所から水を入れる
などは、枝葉です。
まずはこの基本コンセプトを把握し、意識するところから始めましょう。
1、自分のお金の流れを読み解く
まずはこれ、自分のキャッシュフローを把握してください。
- 自分が一体毎月どれくらいのお金を使っているのか
- 使っているなら何にどれくらい使っているのか
- 自分が一体毎月どれくらいのお金をもらっているのか
を、キチンと把握しましょう。
バケツの水の例で言えば
- 時間あたりどれくらいの水がバケツから出ていくか
- どこに穴が空いていて、穴の大きさはどれくらいか
- 時間あたりどれくらいの水が入ってきているか
を把握する事と同じです。
この情報を把握する事なく、闇雲にバケツに水を貯めようとしているのは、あまりにも非効率過ぎると思いませんか。
貧乏ドクターのほとんどは、このステップ1ができていません。
逆に言えば、このステップ1さえクリアしてしまえば、全くお金がたまらないという状況からは脱出できます。
2、保険などを見直す
次に、保険や家賃などの固定費を見直しましょう。
バケツの例で言えば
- 「いつも同じ大きさ」で空いている穴を小さくしよう
という事と同じです。
ここでのミソは、いつでも同じ大きさで空いている穴だけ、ターゲットにするという点。
旅行や娯楽など、日常生活において出費が固定されていない変動費は、この際無視します。
この手の出費は、バケツの穴が小さくなったり大きくなったり、しますからね。
それよりも確実にお金を奪っていく、つまりバケツに溜まった水を確実に減らしていく「常に底にある大きさの変わらない穴」を、小さくしましょう。
具体的には
- 各種保険
- 家賃
です。
この2つは医師の家計を圧迫しがちな、2大やっかいな固定費です。
保険はなるべく、本当に必要なものに限って必要最低限加入するのが吉です。
また不必要に広く立地の良い住居は捨てて、下げる事ができる家賃は下げましょう。
もし家賃を支払う代わりに仮にマンションを購入する場合、よーく考えてから値段を決めましょう。
3、医師でもできる税金対策をする
次にやるべき事は、税金対策です。
医師の支払いがちな固定費のうち、保険と家賃に加えて大きいのが、税金。
一介の勤務医ができる税金対策は限られています。
しかし1度対策を講じてしまえば、そこから先は寝てても利益を享受できるわけです。
まさに税金も固定費なんですよね。
ここまでで、一通りの「お金の流出を減らす」作業は終了です。
ここから先は「お金の流入を増やす」作業に入ります。
重要なのは順番。
必ず先に「お金の流出を減らす」ステップ1〜3を実行して下さい。

4、医師免許を使ってバイトする
医師ならば誰でもできて、かつ効率良くお金を稼ぐ方法。
そう、バイトです。

と思うかもしれませんが、これは大きな強みです。
休日を自由にお金に変えることができて、しかも1日10万とか20万もらえる仕事なんて、滅多にありません。
1回15万のバイトを、月1やるだけで年180万円も、お金の流入が増えます。
税引後の手残り収入が120万くらいだとして、毎月10万ですよ。
大きいですよね。
ただこれで入ってきた10万円を使ってしまっては意味がありません。
バイトを頑張っている医師が、貧乏ドクターであり続ける理由はこれにあります。
つまり「お金の流出を減らす」事を先にやっていない。
順番を守っていない。
しつこいようですが、必ず順番は守るようにしましょう。
5、医師の労働以外でお金を稼ぐ
正直なところ、今の日本における勤務医の給与水準であればステップ1〜4までで、ある程度の金持ちドクターへはなれるでしょう。
少なくとも貧乏ドクターからは脱出できるはず。
しかしさらなる高みを目指すなら、最後のステップ「医師の労働以外でお金を稼ぐ」は欠かせません。
僕は現在、サイトの広告収入と不動産賃貸業で、医師としての給料と同じくらいのキャッシュフローがあります。
もう1人の医師が、勝手に働いてくれている気分です。
医師の労働以外の手段でお金を稼げると
- リスクヘッジになる
- 労働時間あたりの給料が増える
- 会社を作ることができる
というメリットがあります。
また知らない世界に飛び出た高揚感、人生が濃くなって時間の進み方が遅くなったような感覚を味わえます。
ここに至る人は中々いないかもしれませんが、もしそれができればかなり強いですね。
その辺りについては、note(有料)にまとめましたので興味のある方はどうぞ。
医師のような専門性の高い人が「専門家としての労働以外」で稼ぐ具体的な方法
まとめ
貧乏ドクターから金持ちドクターへなるには
- お金の流出を減らす
- お金の流入を増やす
の2つを行うのが大原則。
具体的なステップとしては
- 自分のお金の流れを読み解く
- 保険などを見直す
- 医師でもできる税金対策をする
- 医師免許を使ってバイトする
- 医師の労働以外でお金を稼ぐ
の5つがある。
そしてこの順番を守るのが、かなり重要。
どれか1つだけやってもダメで、順番を変えてしまってもダメ。