不動産賃貸、広告…医師である僕がストックビジネスを選んだ理由

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突然ですが、僕はストックビジネスが大好きです。

自分がやるのももちろんストックビジネスですし、株を購入するときも同じです。

比較的ストックビジネスによる収益が多い銘柄を好みます。かつ割安で優待がある会社の株は優待口座で購入して放置です。

僕がこれだけストックビジネスにこだわるのには、理由があります。

 

ストックビジネスの本質

ストックビジネスの本質とは、ズバリ

  • 投入する時間や資金は、初期投資が最大で後は漸減する

事にあると思います。

例えば不動産

少し古めの物件を購入したら、外壁塗装などに資金を投入する必要があります。

自分でリフォームするにしても、労働力と時間を投入する必要があります。

新築でピカピカの、最初に手のかからない物件をゼロから作り上げるとしても、設計や家財の選定などに時間は取られますし、投入資金も莫大です。

例えばウェブサイト

サイトを作る際、手順としては

  • サイトのコンテンツを考える
  • キーワードやユーザー意図をリサーチ
  • サイト設計
  • コンテンツ作成
  • 広告導入

という手順で行います。最初にまず時間と労力を投入しなければなりません。

あらゆるストックビジネスにおいて、まずそのビジネスを構築する初期費用が大きく、最大値です。

逆に言えば、1度構築してしまえば、あとはそのキャッシュフローを維持するために必要な時間・労力はわずか。少なくとも初期投資額に比べて小さいものになります。

即ち、徐々に時間もお金も投入しなくて良くなる、時給が上がっていく

これがストックビジネスの本質だと思います。

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ストックビジネスとしての不動産

ストックビジネスとしての不動産は、やはり王道です。

不動産という「場所」を提供する事で、賃料が発生します。オーナーの労働力や時間を投入する事によって、賃料が入ってくるわけではありません。

しかしながら、全くのメンテナンスフリーというわけにはいきません

不動産は

  • 間取り
  • 見た目
  • 地域
  • 家賃

が適正ならば、誰かが借りてくれます。ストックビジネスが成立します。

逆に言えば、これらの要素のどれかが崩れれば借り手はつかず、キャッシュフローは途絶えてしまい、ストックビジネスとして成り立ちません。

満室の物件で、空室が出始めたら「何が足りないのか」を調べ、考え、メンテナンスする必要があります。

空室だらけの物件を満室にするには、初期投資をガツンと効かせないといけない可能性も。

これらの事を、呼吸するように当たり前にできるようになれば、ストックビジネスとしての不動産は安定性が非常に高い物になるでしょう

事実、有名企業もこの「不動産によるストックビジネス」を上手に組み込んでいます。

大手百貨店の「高島屋」や「Jフロントリテイリング」も、物販を行う百貨店モデルから、場所を貸して賃料をもらう不動産事業へと変化し、事業安定性を保っています。

米最大手のハンバーガーショップ「マクドナルド」も、フランチャイズから「ハンバーガーの売り上げの割合」を徴収するシステムではなく、同じく場所を貸して賃料をもらう不動産事業にて収益を確保しています。

あらゆる企業が自社の事業に組み込みたくなるくらい、安定したキャッシュフローを生む不動産賃貸業は、まさにストックビジネスの王様だと言えるでしょう

 

不動産で勤め人卒業する人が多い理由

少し話が逸れますが、不動産賃貸業で勤め人を卒業する人、結構多いですよね

理由は明確です。

まず、ストックビジネスの本質である

  • 投入する時間や資金は、初期投資が最大で後は漸減する

という性質があるから。

投入する資金と時間が限定的です。少なくとも予測ができます。

予測ができれば、勤め人をしながらでもできます

予想外に時間がかかるとか、時間の割に全然儲からないとか、睡眠時間が足りなくて本業に差し支えるとか、そういった事は起こりません。

次に、キャッシュフローが安定するから。

クソ田舎とか、ボロい割りに家賃が高いとか、何かしらの明らかなミスが無い限り、必ずキャッシュフローが生まれます。

そのキャッシュフローを蓄積して、次の手を打てる。もちろん、次の手もある程度予測がつくため、時間的にも資金的にもそれほど外れるという事が無いわけです。

もちろん、この「予測」が間違っていると失敗します。が、それは単なる勉強不足
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ストックビジネスとしての広告

東京のスクランブル交差点の「電光掲示板」、地方の大きめの興産店の「広告看板」、これらはいずれもストックビジネスです。

しかしその本質は、不動産賃貸業に近い。

なぜならば、交差点という「人が集まりやすい場所」が本当の価値だからです。

このビジネスモデルに、今から新規参入するのは難しいです。結局のところ、人が集まりやすい地域での不動産賃貸業と同じですから。

しかしながら、インターネット広告は別です

インターネットの世界で「人が集まりやすい場所」を作れば、そこに広告を載せるだけでストックビジネスが完成します。

人が集まる、高い土地を買う必要はありません。ゼロから作り上げる事ができます

これがインターネット広告モデルの大きなメリットです。

では不動産と比べてデメリットが無いか、というとそうではありません。デメリットは

  1. 唯一無二ではない
  2. 完全には安定しない

の2つがあります。

1つ目、唯一無二ではない。

土地というのは唯一無二です。コピーする事も、似たような土地が急に現れる事もありません。

ウェブサイトに関しては、コピーもできますし、似たようなサイトが突如として現れる事もあります

2つ目、完全には安定しない。

少し前まで人を集めていたサイトも

  • 検索順位を落とされた
  • コンテンツが陳腐化した
  • 不正を行い信用を失った
  • ユーザーが飽きてしまった

などの理由で、人が集まらなくなる可能性があります。

不動産の場合、いきなり人がパタッといなくなる事はありませんが、ウェブサイトの場合は起こり得ます。

キャッシュフローの安定性という意味では、不動産には勝てません

 

時間の無い勤め人こそストックビジネスを構築せよ

勤め人から卒業する上で重要なのは、ストックビジネスを構築する事だと思います。

ストックビジネスの

  • 投入する時間や資金は、初期投資が最大で後は漸減する

という性質を捉えれば、勤め人をしながらでもキャッシュフローを構築できます。

安定したキャッシュフローがあれば、勤め人卒業へ近づくのは疑いようが無いでしょう。

しかも、時給は少しずつ上がっていく性質を持ち合わせています。

だからこそ、本業がそれなりに忙しい医師である僕は、不動産賃貸業と広告業というストックビジネスを選び、こだわっています。

ストックビジネスについてこだわっている僕ですが、より深く掘り下げた資料については医師のような専門性の高い人が「専門家としての労働以外」で稼ぐ方法に詳しく記載しています。

ご興味のある方はどうぞ。

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