2009年から始まった、国策である「太陽光発電」。
東日本大震災により原子力発電が困難になった日本では、代わりになる発電方法が求められています。
そこで
- 太陽光発電した電気を国が高く買い取る
事で、民間に広く太陽光発電を普及させ始めます。
これがいわゆる太陽光発電投資です。
企業、民家はもちろん、投資目的としての太陽光発電も行われるようになりました。
医師の太陽光発電投資、メリット
太陽光発電投資を行う医師も増えているように感じます。
なぜでしょうか?
理由は簡単で
メリットが大きい(ように見える)から
です。
太陽光発電投資は、よく不動産投資と比較されます。
不動産投資と比べると、太陽光発電投資は
- 入退居が無い(常にお金が入る)
- リフォームの必要がない
- 修繕の必要がない
と言われるため、メリットが大きいように見えます。
医師のような忙しい職業の人でも、特別手間がかからずできる。
太陽光発電投資の営業トークでは、かならずそこが押されます。
医師は太陽光発電投資をやってはいけない
一見すると太陽光発電投資は、不動産投資に比べてメリットばかりな気がします。
- 入退居が無い(常にお金が入る)
- リフォームの必要がない
- 修繕の必要がない
というメリットも
- 天気によって収入は増減する
- 定期的なメンテナンスが必要
- 台風や土砂災害などで修繕が必要になる
というのが現実。
結局は不確定要素があって、手間もかかる。
不動産投資と大きくは変わりません。
それでも業者に

と言われると、忙しい医師でもできるような気がしてしまいますよね。
医師側も

と思って、軽い気持ちで太陽光発電投資に手を出してしまうかもしれません。
それはオススメしません。
僕としてはやはり
投資というより事業である
という認識で、ある程度のリスク、不確定要素、手間がかかる事を受け入れて行うべきだと思います。
医師の太陽光発電投資、見えないリスク
僕は医師を続けている限り、決して太陽光発電には手を出さないつもりです。
先日、このようなツイートをしました。
最近たまにいる、野立ての太陽光投資をしているお医者さん。
医者の給料も間接的ではあるが国が支配しているし、太陽光も国主導の国策。
彼らは日本国とまさに一心同体。
それをわかっているのだろうか🤔
— ラス@お金の外来 (@3n4rs) September 3, 2019
医師が太陽光発電投資をする上での、見えないリスクだと言えるでしょう。
医師という職業の給料の源泉は、国の予算です。
僕たち医師の給料は、間接的ですが国が決めています。
太陽光発電投資も、電力の買取価格を国が決めています。
- 医師の給料
- 太陽光発電
ともに国のさじ加減1つでどうにでもなってしまう、そんなお金です。
人的資本だけならまだしも、金融資産すら国に完全に左右されてしまうのは、いかがなのでしょうか。
やはり資本主義社会では
市場競争に晒されて勝ち残る物に価値がある
のだと思います。
自然な競争に晒されても、キチンと利益を生むような不動産を持つとか、ビジネスを持つとか。
そういう方が、人生を通じて得る糧として大きいですし、自分の中に蓄積する何かが確実にあると、僕は思います。