医師という高収入な職業に就いていながら、なぜか貯金ができない。
そういう医師は一定数存在します。
貯金どころか借金だらけ、という場合も。医師というだけで銀行からお金を借りる事は、容易にできてしまいますからね。
多くの場合、無駄に高いマンションに住んで、ポルシェなど無駄に高い車に乗っているような、とにかく支出が多いパターンです。
なぜ貯金できない医師が存在するのか
高収入を得ていながら貯金ができない、その理由はたった1つです。
それは
毎月のキャッシュフローがほとんどゼロだから
です。
キャッシュフローとは、読んで字のごとくキャッシュのフロー、お金の流れの事です。
お金が自分の口座に入ってきては出て行く、その一連の流れの事を指し示しています。
いくら高収入な医師であっても、入ってくるお金以上に出て行くお金の方が多ければ、まず貯金できません。
当たり前ですよね。
当たり前なのですけど、貯金ができない唯一無二の理由です。できていないから貯金ができないわけです。
貯金を「蛇口をひねってバケツに水を貯める行為」だとするならば、いくら蛇口から出る水の勢いが良くても、バケツに大きな穴が空いていては水が貯まらないのと同じです。
逆に言えば、どれだけ蛇口から出る水が少なくても、相対的に穴が小さければ水は貯まります。
つまり、毎月のキャッシュフローをプラスにする事さえできれば、口座に貯まるお金は増えていきます。
貯金ができない医師のパターン
貯金ができない、つまりキャッシュフローがほとんどゼロに近い医師は2つのパターンがあります。
それは
- キャッシュフローを意識できていない
- キャッシュフローを意識している
の2つ。
1つめは、自分の口座に毎月どれくらいのお金がどこから入ってきて、何にどれくらい使ってお金が出て行っているか、把握できていないパターンです。
多くの場合、これです。
このパターンに当てはまる人は、自分がなぜ貯金できないのか自分でわかっていないので

みたいな事を言い出します。

2つめは、自分のキャッシュフローは把握しているものの、貯金ができないというパターン。こちらの方が重症です。
これはつまり、収入が極端に少ない(大学院生、留学中など)か、減らせる支出が無い(各種ローン、養育費など子供関連費)か、どちらかになります。

上記のパターンを全て網羅すると
- キャッシュフローを意識できていない
- キャッシュフローを意識しているが、収入が不足
- キャッシュフローを意識しているが、支出が過多
の3つになります。
貯金ができる医師になるために
では貯金ができる医師になるためには、どうしたら良いのでしょうか。
方法は上記3パターンごとに異なります。
1、キャッシュフローを意識できていない
まずはキャッシュフローを意識するところから始めましょう。
最近はアプリで簡単につけられる家計簿があるので、使っていない人は是非使ってみてください。
慣れてきたら、支出をクレジットカードで全て支払って、クレジット明細を家計簿代わりにすれば、いちいち家計簿の入力をしなくてもキャッシュフローの把握ができるのでオススメです。
僕はこの方法を使っています。自分で言っておいてなんですが、家計簿なんてつけるの面倒ですからね。
それでも、家計簿が面倒だからという理由で自分の家のキャッシュフローを把握しないのは、少し無責任かなと思います。

2、キャッシュフローを意識しているが、収入が不足
苦しいですが、収入を増やすしかありません。
支出をこれ以上削れないにも関わらず、現況の収入でキャッシュフローがマイナスなのは、過去の自分の計画ミスです。
身の丈以上の家を買ったり、車を買ったり、子供の数が増え過ぎたりしているわけですから。
今さら嘆いても仕方がないので、少しでも自分の収入を増やせる策を考えましょう。
医師であればバイトをすれば結構収入は増えます。
また、趣味も兼ねて副業をするのもアリだと思います。

3、キャッシュフローを意識しているが、支出が過多
とにかく支出を減らしましょう。
- 無駄に高い家賃
- 高級車
- 飲み食い代
などなど、生きる上で必ずしも必要ではない支出を減らしましょう。

と思う人がいるかもしれませんが、その資格はありません。
現実に貯金が貯まらないという事は、キャッシュフローがゼロ以下であり、その贅沢品を買えるほど稼いでないわけなので。
もっと稼げるようになるまで、我慢しましょう。
削る項目ですが、やはり家賃や保険などの固定費を削るのが効果的です。
1度決めてしまえば、後は努力せずに支出を減らせるので、自動で貯金できるはずです。
